レシピ開発中の素朴な疑問

SNS等でもお知らせの通り、ENISICAではこのたび鳥取・若桜町のジビエ鹿肉の販売を始めました。それに伴って、鹿肉ランチ付きのワークショップやレシピ開発にも取り組んでいます。

3月、4月のお弁当は、鹿肉のキーマカレーと、鹿肉のローストです。その時に

「鹿のローストって英語でなんて言ったらいいのかな…?鹿のローストビーフ…?」

「うーん、英語で何かあるんでは」

「ローストディアー…?」

「それローストピッグみたいなことにならない?」

英語で「鹿肉」ってなんていうの?

いまさらながら調べました。

答えは「venison

英語で鹿肉は venison(ヴェニソン)!うーん知らなかった!
代表の松木は知っていましたが、日本だとあまり一般的じゃないですよね。

gibier (ジビエ ※野生の狩猟肉のこと)はフランス語由来で、英語圏ではあまりメジャーではなく、 game(ゲーム)という名称が一般的。でもこれってそれぞれの肉の種類を指すものではありません。カモ、イノシシ、シカ、ウズラ、ウサギなども、野生ならジビエまたはゲームと呼ばれます。

じゃあ、ロースト・ヴェニソンですよね

牛肉はローストビーフ、鶏はローストチキン、では鹿は…?というと、なんと一般的なのはローストヴェニソンじゃないんですね、これが。

正解は「ヴェニソンロースト」なんです。

なんでやねん。

関西人として抑えられないこのツッコミ。

英語の歴史

調べると、ビーフ、チキン、ポーク、そしてヴェニソンは古いフランス語だそうです。そして、イギリスは昔、フランスに征服されていました。
当時の鹿肉は、領地を狩猟する貴族しか食べられない高級なお肉。支配者階級と結びついたことで、おなじみの牛、豚、鶏よりも、いちはやく英語に取り入れられたのが「ヴェニソン」という言葉だそう。
そこからこのような違いが生まれたとのことです。

ヴェニソンの語源

英語の venison は、ラテン語 venari(狩る)に由来し、ノルマン・フランス語 venaison を経て中世イングランドに入った言葉です。ノルマン征服後、鹿肉は貴族の食文化と結びついていたため、早くからフランス語由来の肉名として定着しました。
(参考:Wikipedia “Venison” / Wiktionary “venison” Wiktionary)

ほかの料理名は?

検索すると、ローストヴェニソンと表記されている場合も多いです。このようなゆらぎがありますが、より自然なのはヴェニソンを先に持ってくる呼び方だそうです。確かに頭にヴェニソンを持ってくる検索結果が多いです。

ちなみに、ほかのお料理は、ヴェニソンシチュー(Venison Stew)、ヴェニソンステーキ(Venison Steak)、ヴェニソン炒め(Venison Stir-Fry)などでよいみたいです。

英語で検索すると海外レシピも出てくるので面白いですよ🦌

ヴェニソン、使っていきます

それなりに日本でお使いの方もいるのですが、まだまだ一般的でない venison ヴェニソン=鹿肉。ENISICAでは、鹿肉普及の意味をこめて、意味が伝わる範囲で使っていこうと考えています。

ENISICAの「ジビエ鹿肉のページ」ができました!